小学校入学前の選択。普通学級?特別支援学級?

教室の画像 超低出生体重児
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こんにちは。
低出生体重児を子育て中の「たま」です。

発達障がいの診断を受けていなくても、発達が遅い、落ち着きがない、集中力がないなど、小学校入学前の心配事はつきないと思います。

息子は超低出生体重児で生まれ、知的な遅れがあります。
幼稚園では加配をつけていたので、小学校入学前に迷うことなく特別支援学級に入りました。

小学校入学前に「普通学級」か「特別支援学級」かで悩んでいる方、特別支援学級に少し不安がある方に経験談を基にお話しさせて頂きます。

特別支援学級でどんなことをしているの?(息子編)

息子はIQ60台の軽度発達障がいです。

1~6年生まで音楽、体育(3年生~は理科も)は普通学級で授業を受けていました。

特別支援学級では熱心な先生に恵まれ、国語、算数ともに3年生まで順調に進みました。
4年生からは算数でつまずきましたが、ほぼ教科書通り進みました。
5年生も進みは遅かったものの、授業は最後まで終わることができました。

6年生からの算数は難しすぎて手をつけていませんが、5年生までの学習を徹底的に復習しています。

学習面以外でも

    • 野菜やお米を育てる(育てたお米で五平餅作り)
    • 和太鼓演奏
    • パソコン授業
    • 手先を使う作業
    • バスに乗ってドーナツ屋さんへ買い物

    など、普通学級ではやっていない事をたくさん経験しています。

    授業以外のこともたくさんしているので、普通学級の子供たちにうらやましがられています。

    先生の指示が聞けなかったけど、4年間でしっかり者になったY君

    息子と同級生のY君。

    見た目は普通、勉強もできる・・・。
    なんで特別支援学級に入ったのだろう・・・と疑問でした。

    お母さんに聞いてみたところ、幼稚園の頃のY君は
    「落ち着きがない。」
    「大勢いるクラスの中では先生の指示が通らない」
    とのこと。

    そのような子供は普通クラスにもたくさんいるはず。
    ほとんどのお母さんは(私も)普通学級に入れると思います。

    1年生から一緒に特別支援学級に入り、勉強を競い合い、ケンカもし、できないことができるようになった時はお互いに「すごいね~」と褒め合い、「自分も頑張ろう!」と刺激しあいながら日々過ごしていました。
    Y君との特別支援学級での生活は、息子にとってもY君にとってもとても良い環境でした。

    Y君は低学年から剣道をやっています。
    剣道では落ち着きがなく先生の話を聞かない、じっと座っていられない、空気が読めない、人が嫌がることを言う・・・
    そんなY君も剣道での指導、学校でのほぼマンツーマンという直接指導の4年間を経て、5年生の頃には、人の話をしっかり聞けるように大きく成長しました。

    そしてY君は高学年になったら普通学級へ行くという目標を実現させました。

    息子が普通学級に行くと面倒を見てくれています。

    もし特別支援学級に入っていなかったら、人の指示が聞けない状況が続いていた可能性もあります。
    お母さんの判断素晴らしいなって思います。

    人との関わりが苦手で、音に敏感なH君の成長

    入学前に音楽療法の療育施設で知り合ったH君。

    ・予定の変更にパニックを起こす。
    ・初めて行く場所に不安を感じる。
    ・慣れない音に耳をふさぎ敏感に反応する。
    ・特定のものに執着する。

    少しこだわりがある系の子供です。

    多くの人の中に入れず特別支援学級に在籍。
    普通学級に行くことを嫌がっていました。

    日程の変更があれば、しっかり説明が必要。
    遠足が初めて行く場所となれば、行く前にどんなところなのか説明。
    両親も遠足前に子供と下見へ行く・・・
    等の対策をしていました。

    4年生になり、H君の特別支援学級のクラスに低学年の子が多く入りました。
    H君は人との関わりに不安があるものの、勉強ができるので普通学級で頑張っていこうとチャレンジをしました。

    4年生から親子共々不安そうに普通学級に行きましたが、友達も増えしっかり通えています。
    大きくなるにつれてどのような変化にも順応しています。

    人見知り?2年間、人前で何もできなかったNちゃんの克服

    入学したときは普通学級に通っていたNちゃん。

    3年生から息子のクラスに入ってきました。
    2年間授業にほとんど参加できていないそう。

    3年生で特別支援学級に来た頃は、

    ・リコーダー・・・吹いたことない。
    ・ピアニカ・・・弾いたことない。
    ・絵の具・・・どうやって使うの?と質問していたそう。
    ・人前で音読・・・一切声が出ない。
    ・体育・・・参加したことない。

    信じられないですが、本当のようです。

    まずは少人数から慣れましょう!
    とのことで、先生と息子のクラスにNちゃんが入って3人。
    3人だけだからできるよね!
    と声かけしながら、今までできなかったことに少しずつチャレンジ。
    息子も、Nちゃんのチャレンジにがんばれ、がんばれと応援。
    少しずつですが、
    小さな声で音読ができ、
    リコーダーを覚え、
    ピアニカを弾き・・・

    普通学級では2年間できなかったことが出来るようになってきました。
    1年経った頃は息子に注意できるまでに成長(笑)

    Nちゃんにはまだまだ大勢の中で発表するという試練がありますが、特別支援学級の先生が一緒に普通学級へ付いて行き、徐々に克服しています。

    落ち着きがなく椅子に座っていられなかったT君の今

    息子が小学校へ入学した時に中学一年生になったT君。

    特別支援学級に在籍し、低学年の時は先生の目をぬすみ学校から脱走してしまう。
    落ち着きがなく、お話が大好きで止まらない。

    会うといつもおしゃべりしてるイメージの男の子。

    中学2年生くらいからおしゃべりもセーブができてきました。
    小中の特別支援学級の交流会で会うときは、小学生の面倒を見るやさしいお兄さんになっていました。

    息子が目指している高等特別支援学校にも合格し、公共交通機関を乗り継ぎして高校へ通っています。

    特別支援学級のメリットとデメリット

    デメリット

    • 同級生が少ないので刺激が少ない。(同級生を見て学んで欲しいこともあります。)
    • 同級生の特定の友達ができづらい。
    • 担任の先生との関わりが少ない。
    • 普通学級の雰囲気や出来事がわからない。

     

    メリット

    • 個々にあったレベル、スピードで学習できる。
    • 普通学級ではできない体験ができる。
    • 特別支援学級の担任とのやりとりが多く、学校での生活がわかる。
    • 交流授業で普通学級へ行くと気にかけてもらえる。
    • 多くの先生に名前や顔を知ってもらえる。
    • 当たり前のことでもできる事(あいさつ、運動、学習面)があると褒められる。

    デメリットだと思われる交友関係が薄いという面は、友達とかかわるのが苦手という特徴のお子さんでしたら、特別支援学級は居心地がいい場所だと感じます。

    特別支援学級での授業の進み具合、得意・不得意の分野までしっかり把握できます。

    連絡帳でのやり取りも多く、学校生活がよくわかります。

    良いことも悪いこともすぐに耳に入り、一喜一憂することもありますが、トラブル等は大きくなる前にすぐに対処できます。

    息子は高学年からは普通学級に行く回数を増やし、デメリットである刺激や交友関係を徐々に深めています。

    普通学級?特別支援学級?

    最終的にはどちらを選ぶかはお父さんお母さん次第です。

    ・少し心配だなと思って特別支援学級に通わせる。
    ・少し心配だけど特別支援学級って周りの目も気になるから普通学級へ通わせる。
    ・支援が必要であるにもかかわらず特別支援学級を嫌がる又は気が付かずに普通学級に通わせる。

    様々あると思います。

    学校側から「特別支援学級に行ってください。」という事はありません。
    (アドバイスがあることもありますが、強制されません。)
    子供の症状はどうであれ、両親がどちらへ入れるか決める権利があります。

    息子の小学校では、特別支援学級に入って失敗したということは聞いたことありません。

    しかし近隣の小学校では・・・

    教科書をほとんど開かない特別支援学級もあるようです。
    修学旅行などの泊りの行事の参加は初日のみ。日帰りで親御さんがお迎えに来てください。と言われた人もいます。

    息子の小学校に6年生(卒業半年前)で転校してきたK君は1年生の漢字も九九もできませんでした。K君は特別支援学級の担任と一緒に、半年で1、2年の漢字と九九を学習しました。

    それだけ先生によっては対応が違うみたいです。
    個々に合った勉強を地道にやれば少しずつでもできるようになるのです。

    K君はなぜ5年半、学習していなかったのでしょうか・・・。

    このように学校によっては(先生によっては?)支援教育の考え方が違うのも事実ですので、決して特別支援学級がいいというわけではありません。

    どちらを選ぶかは、両親の考え方で選択すれば良いと思います。

    特別支援学級の雰囲気、小学校や先生の方針、様々な情報をご自分で見聞きして検討していくことが必要だと思います。

    特別支援学級から目指すところ

    小学校では「高等特別支援学校へ入学する」という将来の目標をたて、入学するために必要なことを意識しながらの授業をして頂いています。

    息子が目指している高等特別支援学校では、

    ・受験の際は小学校4年生までの学力
    ・手先の器用さ
    ・一定の位置で立って素早く着替えができるか
    ・生活態度(素直に人の話が聞けるか・理解できるか)
    ・将来仕事をしていける体力があるか

    等が重視されるようです。

    「子供が自立して社会で生きていけるようになる」

    私たち夫婦はこれを目標とし、日々子育てに奮闘しています。

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