知的障がい・自閉症スペクトラム児の兄弟をもつ弟の心境

雑ネタ
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こんにちは、発達障害の子供を子育て中の「たま」です。

障がいのある兄に手がかかり、健常の弟はある程度自分でできてしまうため、任せっきりの毎日。
弟には本当に助けられています。
しかし、しっかりしていると言っても子供。
小学生の男の子なのでもちろん悪いこともいっぱいします。
これまで大きなトラブルはなく毎日過ごしていましたが、今までしっかり者で育ち、沈黙を続けていていた弟から相談がありました。

「引っ越ししたい・・・」と。

原因はお兄ちゃんの障がいにも関係していたため、これをきっかけに弟と話し合い、障害児の兄をもつ弟の心境を探ってみました。

兄弟の障がいの認識はいつ?兄の障がいの気づき

弟が兄の障がいに気がつき始めたのがいつからかは定かではないですが、兄が普通と違うな?と気がつきケンカが多くなってきたのは弟が小学校に入ってから。

おそらく弟の知能が兄のレベルに追いついた頃に気がつき始めました。

何かがちがう・・・と。

兄は特別支援学級にいるので、兄の同級生と違うことを不思議に思っていたようです。
特別支援学級は和気あいあいとしているので、「兄のクラスいいなぁ」なんて言っている時期もありました。
特別支援学級では学年関係なく一緒に授業を受けています。
遊ぶ時は年下の児童、おしゃべりが多いから少し目立つ、年下の児童と一緒におふざけをする・・・。
そんな姿を見て、弟は家でため息をついていました。

その時、初めて兄の障がいの説明をしたと思います。

友達の兄弟との比較と悲しみ

弟に小学校で友達ができ、友達に兄弟姉妹がいる子、そんな普通の兄弟がうらやましくなってきたようです。
「〇〇君のようなお兄ちゃん、弟が欲しいな。」
なんて寂しそうに言っています。
こればかりは「ごめんね」とあやまるしかないです・・・。
そう言うと、いつも「お母さんは悪くないよ」と言われ、子供なりに気を遣っているのが切ない・・・。

「兄弟が障がい児のお兄ちゃんでよかった!」って言われる日は来ないと思います。

しかし、障害児の兄がいるから自分は不幸だと思われないように育ててあげたいです。

障がい児の兄弟の特徴って?

障がい児が家族にいると、どうしても障がい児に目が向きがちです。
病院通いが多い、近くの公園へ遊びに行くにも付き添わないといけなかったり・・・。
そんな中、弟には自分でできる事は任せてしまいます。

自分に目を向けようと悪いことをする子もいるかもしれません。

兄がよからぬこと(多動性・衝動性により、悪い事と理解していても、抑えきれずに衝動で体が動いてしまう)をし、よく注意されていますので、弟の場合は家ではいい子にして褒められるように親の目を向けている感じがします。

良い点

・お手伝いをした事、頑張ったことなど目をキラキラさせてアピール。
・習い事のプールへ行くと兄の忘れ物のチェック(文句を言いながら世話をしています)。
・話好きで今日あった出来事をいろいろ話します。(自分の都合の悪いことは言いませんが笑)

良いことには褒めると「エッヘン!」と言って腰に両手を当てて得意げになります(笑)

悪い点

外では恥ずかしがりやであまり積極的ではありません。
・良い点でもありますが、欲しいもの、やりたいことなどがあっても我慢しています。
・わざと兄へちょっかいを出し、兄を怒らせ、親が兄に注意するように仕向けます。
(兄に説明してもなかなか直せないので、理解力のある弟にちょっかいを出さないよう説明しますが、これには「兄ばっかりかばってる!」と反発。)

弟は、家庭では人のことを気遣うやさしいさがあり(兄へのやさしさはありませんが)、おりこうタイプで頑張っています。

子供同士の関わりは全て把握できませんが、ほとんどトラブルはありません。

兄へのいじめによる弟の悲愴感

これまで何回か「話したいことがあるんだけど・・・」と言われては、「やっぱり何でもない」という事がありました。
気にはなっていましたが、聞き返しても話さなかったので、そのままにしておきました。

半年くらい経ち、とうとう爆発の日がきてしまいました・・・。

「宝くじ買って当たったら好きなものかっていい?」
「何買うの?」
「家・・・引っ越したい・・・」

もちろんこの言葉には、何か意味がありそうなので聞いてみました。

「登校の班で兄をいじめる子がいるから悲しくなる・・・」
「自分もいじめられている気分にもなる・・・。」と。

日頃からケンカばかりして嫌っている兄でも、家族として見てくれているのだと感じました。
この言葉にはいつも任せきりの弟に「自分で何とかしなさい」なんて言えませんでした。

まずは私も班の後ろに付いて学校へ行きました。
学校は楽しいそうなので、4月から班を分けてもらうことで、弟も少しは気が楽になったようです。

日頃、弟には迷惑かけているな。とは思いつつ、障がい児のケアに目を向けているばかりに、弟の気持ちを今まで真剣に考えたことがなかったのは事実です。

今回の訴えをきっかけに弟の傷ついている心のケア、障がい児の兄弟の心境について日頃からもっと考えていかないといけないと反省しています。

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